葦のように生きる
葦のように生きる。
このフレーズが頭の中をリフレインする時期がありまして。
葦のようにしなやかに、風が吹いたら身を任せ、
風が止んだら次第にすっくとまっすぐ伸びる。
嵐など、強風、強い衝撃に、
堅固な大木では倒れてしまうといいます。
「韋」は取り囲むという意味があるそうで、
「囲む」も本来の漢字は、くにがまえ「囗」+「韋」=圍と書くそうです。
取り囲む=中が中空の、軽くてしなやかな植物が、くさかんむりに「韋」で「葦」。
「葦」は、「ヨシ」とも「アシ」とも読み、
良し・悪しにも通じ、いいことも、わるいことも、
全てを内包するという世界観を感じられます。
(本来はアシが「悪し」に通じるということで、ヨシに言いかえられたといいます)
日本の神話では、神々の住む天上界「高天原」に対して、
人間の住む地を、「豊葦原中国」(とよあしはらのなかつくに)と称しています。
「人間は考える葦である」
(パスカル、哲学者・数学者)と
西洋の方が有名な言葉を残しています。
葦のように生きる。
しなやかに、柔軟性がある状態で生き、良い・悪いを超えてあるがままを認識するようにすると、強い衝撃でもダメージを最小限に抑えられ、健康的に生活ができます。
これは、普段の思考面ではもちろん、身体のあり方にも言えることです。
カラダの面で強いて言えば、
「良い・悪いを超えてあるがままを認識」とは、
痛みや不調が起こった時に、体がちゃんと
不具合やアンバランスのサインを出して
くれている、と認識することです。
また、葦は泥がたまるような場所に群生し、
周囲の自然の浄化作用の一端を担っているといいます。
例えばですが「葦」という漢字そのものを、
葦という植物と、人のカラダにたとえると
地上に生えている部分=上半身
地下に伸びる根=下半身
「葦」の「口」の部分
=茎と根を分ける場所(泥地)
=骨盤や、内臓では大腸のようにも見えます。
骨盤がしっかり整っていることで骨格が整い、
大腸が、よい環境でしっかりと排泄を促せることで、新しいものがまた吸収できる。
そんな風に、骨盤回りは外から内まで、生きる上で一つ、重要な箇所とも言えると思います。
ちなみに、
「韋」に、にんべんをつけると「偉」。
人それぞれが、素晴らしく、各々の資質を生きるのに、やはり「葦」には見習うものがあるのかもしれません。
整体サロンJujube Facebookページ:
https://www.facebook.com/Jujube.Healing/
ホームページ:http://jujube.x0.com